2008.06.28 Saturday 23:57
トップレベルドメイン自由化?;ビル・ゲイツ氏引退
昨日はスペイン・スペイン・ほんのちょっとだけ日本(苦笑)なサッカーの
話題だけになってしまったので、ついつい一日遅れになりましたが・・・。
数日前に「ドメイン名原則自由化」のニュースが出た時は季節外れの
エイプリルフールかと思いましたが、正確にはトップレベルドメイン
(TLD)の大幅緩和・拡張みたいな話のようですね。
TLDとは.comや.netや.jpなどの“com”“net”“jp”にあたる部分で、.jpや.kr
などの国別コード(ccTLD)の他、.com .net .org .info .biz .name .proといった
gTLDなどがあるわけですが、インターネットのIPアドレスやドメイン名などを
維持・管理する非営利団体ICANNが、現在パリで開かれている会合において、
新しいTLDの認可を緩和して自由度を広げる案を承認したそうです。
また同時に、漢字やアラビア文字・キリル文字などのローマンアルファベット
以外の文字を使用したTLDも可能にする方向だそうです(例えば「.京都」とか)。
全部英語の資料ですが↓
・ICANN ニュースリリース
・ICANN会合でのプレゼン資料
("Internationalized Domain Names","New gTLD Program")
利権やらなんやらドス黒いものが蠢いて混乱するだけのような気がしますが、
ちゃんと管理できるのでしょうか?ICANNやレジストラが高額の登録料でガッポリ
稼ぐだけで、企業や有名人の名前のついたドメインを占拠・販売して利益を得よう
とするサイバースクワッターみたいなのを徒に世界中にバラ撒いたりするのは
勘弁してほしいんですが、予定では2009年第2四半期に受付開始という、
その新しいルール下でどういったTLDが認められるのか注目ですね。
◆TLDを“自由化”、企業名や自治体名など使用可能に~ICANNが「40年間で最大」
のドメイン名拡張計画【INTERNET Watch 2008年6月27日】
◆ICANN、ドメイン名の命名規則を改訂【CNET Japan 2008年6月27日】
もう1つ、1日遅れのニュースを。
27日付で経営の第一線から退いたマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏(52歳)。
今後会長職は非常勤だそうで、慈善活動に力を注ぐとか。お疲れ様です。
◆マイクロソフトの一線から去るビル・ゲイツ氏、今後は慈善活動に
【ロイター 2008年6月27日】
◆ゲイツ会長が去るマイクロソフト、未来はバルマーCEOの双肩に
【ロイター 2008年6月27日】
◆B・ゲイツ氏はIT業界のヘンリー・フォード--評価と功績を考える
【CNET Japan 2008年6月27日】
ユーロ2008は決勝を残すのみとなりましたが、もう3日後には7月、祇園祭の
季節となりました。いろいろと祇園祭にまつわる話題がニュースになってますが、
山鉾町ではコンチキチンのお囃子の音があちらこちらから聞こえてきてますね。


らくたび文庫別冊『京の夏、祗園祭!』~日本三大祭の総本山「祇園祭」を完全ガイド!
◆「コンチキチン」に祇園祭を実感 放下鉾の会所で練習始まる
【京都新聞 2008年6月28日】
最後に、ITにまつわる小ネタを。
◆読めない、書けない――漢字をどうする?
【ITmedia:吉森ゆき 2008年6月28日】
話題だけになってしまったので、ついつい一日遅れになりましたが・・・。
数日前に「ドメイン名原則自由化」のニュースが出た時は季節外れの
エイプリルフールかと思いましたが、正確にはトップレベルドメイン
(TLD)の大幅緩和・拡張みたいな話のようですね。
TLDとは.comや.netや.jpなどの“com”“net”“jp”にあたる部分で、.jpや.kr
などの国別コード(ccTLD)の他、.com .net .org .info .biz .name .proといった
gTLDなどがあるわけですが、インターネットのIPアドレスやドメイン名などを
維持・管理する非営利団体ICANNが、現在パリで開かれている会合において、
新しいTLDの認可を緩和して自由度を広げる案を承認したそうです。
また同時に、漢字やアラビア文字・キリル文字などのローマンアルファベット
以外の文字を使用したTLDも可能にする方向だそうです(例えば「.京都」とか)。
全部英語の資料ですが↓
・ICANN ニュースリリース
・ICANN会合でのプレゼン資料
("Internationalized Domain Names","New gTLD Program")
利権やらなんやらドス黒いものが蠢いて混乱するだけのような気がしますが、
ちゃんと管理できるのでしょうか?ICANNやレジストラが高額の登録料でガッポリ
稼ぐだけで、企業や有名人の名前のついたドメインを占拠・販売して利益を得よう
とするサイバースクワッターみたいなのを徒に世界中にバラ撒いたりするのは
勘弁してほしいんですが、予定では2009年第2四半期に受付開始という、
その新しいルール下でどういったTLDが認められるのか注目ですね。
◆TLDを“自由化”、企業名や自治体名など使用可能に~ICANNが「40年間で最大」
のドメイン名拡張計画【INTERNET Watch 2008年6月27日】
ドメイン名やIPアドレスの管理を行なっているICANNの役員会は26日、インターネットのトップレベルドメイン名(TLD)について、これまでよりもはるかに自由に選択できるようにする方針を盛り込んだ勧告を承認したと発表した。
現在、「.com」「.org」などのgTLDは、21種類が設けられている。今回承認された勧告ではこの制約を緩め、自分の名前や企業のブランド名、業界名、町の名前など、さまざまなTLDを使用できるようにする。すでに、町の名前を付けた「.nyc」(ニューヨークシティ)、「.berlin」「.paris」などの登録に関心を持つ団体がいるという。
また、この勧告の一部として、アジア、中東、東欧、ロシアで使用されている文字をTLDに使用できるようにする計画も進められている。
登録したい団体あるいは個人は、指定された期間内に申し込みを行ない、評価プロセスを経て承認された後に、使用できるようになるとしている。現在の計画では、2009年第2四半期頃に申し込みができるようになる予定だ。
なお、どのようなTLDでも承認されるわけではない。商標については、自動的に予約されるわけではないが、商標の保有者が後から異議申し立てをした場合は考慮される。また、不快な、モラルに反するような名前の評価を取り扱う仕組みもICANN外に設けられる。
今回は、ICANNの役員会によって勧告が承認され、第一歩を踏み出したかたちになる。実際に機能するまでには、実装計画の最終版がICANN役員会によって承認されなければならない。この最終版は2009年初頭に公開される予定だ。
◆ICANN、ドメイン名の命名規則を改訂【CNET Japan 2008年6月27日】
インターネットのIPアドレスやドメイン名などを維持、管理する非営利団体Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)は、現地時間6月26日にパリで開催された会合で、トップドメイン名の命名規則の自由度を広げる改訂案を承認した。
企業や団体のドメイン名はこれまで末尾が「.com」や「.org」などに限定されていたが、今後は、たとえばeBayなら「.ebay」、ニューヨーク市であれば「.nyc」などとすることができるようになる。
新しい命名規則は2009年から適用される見通しで、最初に新しいトップレベルドメイン名が認められるのは、企業その他の主要な組織ということになりそうだ。国を表す末尾の変更は考えにくいが、上記の例のように、都市などが「.london」や「.chicago」といった固有名を織り込んだドメイン名を獲得する可能性がある。
サイバー空間の不法占拠を抑制するため、ICANNは新しいトップレベルドメイン名にかなり高額な登録料を課すと見られる。一部の専門家は5万ドルから10万ドル、あるいはそれ以上になると予想している。またICANNは、企業や団体に対し商標名についての優先権を与える計画だ。
またICANNは、英語以外の言語をドメイン名に使用することを認める提案についてパブリックコメントを募ることを決めた。これが認められれば、たとえば企業が自社サイトのドメイン名に漢字やアラビア文字を使えることになる。
ICANNの最高経営責任者Paul Twomey氏は今週に入って、新命名規則によってインターネット上に新たな「不動産」を作り出せる、とBBCに語った。しかし一部の専門家からは、これを一攫千金のチャンスととらえる考え方を生みかねないと危惧する声も出ている。商標名は権利の保有者にしか使えないとしても、「.sex」など人々が登録を希望する一般的な言葉が山のようにあるからだ。
ICANNは2007年に「.xxx」という末尾の新設案を否決したが、命名規則の自由度が大きくなれば、これも一般的な末尾として認められる可能性がある。ただし、ICANNはセキュリティもしくは道徳的理由から不適切と思われるドメイン名を阻止、あるいは却下する、とTwomey氏はAgence France Pressに語っている。
編集部注:今回の改訂では、応募されたドメイン名はICANNによって審査され、不適格なものは却下される仕組みも盛り込まれているようで、欲しいドメインが何でも認可されるわけにはいかないようだ。この点については、別途取材をする予定。
もう1つ、1日遅れのニュースを。
27日付で経営の第一線から退いたマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏(52歳)。
今後会長職は非常勤だそうで、慈善活動に力を注ぐとか。お疲れ様です。
◆マイクロソフトの一線から去るビル・ゲイツ氏、今後は慈善活動に
【ロイター 2008年6月27日】
[シアトル 26日 ロイター] 1975年にパソコン革命の到来を察知してハーバード大を中退してマイクロソフトを創業、全ての家庭の全ての机にコンピューターがあるというビジョンを追求してから30年。ビル・ゲイツ氏は27日、世界最大のソフトウエア会社となった同社の経営から52歳で引退する。
今後は、自身の莫大な富をもとに築いた慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」の活動に専念する。
今でこそ、長者番付では米著名投資家ウォーレン・バフェット氏とメキシコの実業家カルロス・スリム氏に抜かれているゲイツ氏だが、大きな富には大きな責任が伴うと語っている。
ボーイッシュな顔つきに白髪の増えた髪が不似合いにも見える。ライフワークのソフトウエア開発を後にし、今後は新しいワクチンの開発や発展途上国でのマイクロファイナンスのプロジェクトなどに全エネルギーを注ぐ。
マイクロソフトの大株主として、引き続き特別なテクノロジープロジェクトには参加する。同社株式の8.7%に当たる持ち株の時価総額は約230億ドル(約2兆4610億円)。
ゲイツ氏が初めてコンピューターのプログラミングをしたのは13歳のとき。シアトルの学校で、クラスの時間割システムを編み出した。経験を重ねるに連れ、ソフトウエアが、人々の仕事や遊び、コミュニケーションを変える可能性を秘めていることを認識した。1995年の自著「The Road Ahead」では、「19歳のとき、将来が見え、その自分が見たものにキャリアの基礎を置いた。その直感は当たっていた」と記している。
ゲイツ氏は、ハードウエアよりソフトウエアが重要になるというパソコン革命を早い段階で見抜いた。学生時代からの友人ポール・アレン氏と共に会社を設立、マイクロコンピューター向けのソフトウエアを提供する、という使命から、社名をマイクロソフトと名付けた。
<恵まれた生い立ち>
ゲイツ氏は1955年10月28日、シアトルの高名な家庭に3人の子どもの2人目として生まれた。父親のウィリアム・ヘンリー・ゲイツ・ジュニア氏は同市で最も有力な法律事務所のパートナー、母親のメアリーさんはワシントン大の理事で、慈善事業のための資金調達活動に熱心だった。
初めてコンピューターに触れたのは、十代のときに通った学校。その時代にASR―33テレタイプを使ってコンピューター言語のBASICでプログラミングを始めた。2学年上のアレン氏と会ったのもこの学校で、コンピューターへの情熱を分かち合った。
ハーバード大での2年間では、ほとんどの時間をプログラミングと夜通しのポーカーに費やし、キットの形で400ドルした無骨なデスクトップ・コンピューター「アルテア」向けのソフトウエアを開発するため、大学を中退した。
数学とシニカルなユーモア好きという共通点のあるデトロイト出身のクラスメイト、現在のマイクロソフト最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・バルマー氏にもハーバード時代に出会った。ゲイツ氏はバルマー氏に、ビジネススクールをやめてマイクロソフトに加わるよう説得した。
アレン氏とニューメキシコ州アルバカーキに移り住み、マイクロソフトを設立。飛躍の契機は、1980年にIBMの新しいパソコン向けに、後に「MS―DOS」として知られるようになる基本ソフト(OS)を作る契約に署名したことだった。IBMの重大なミスは、マイクロソフトに同OSを他社にもライセンス供与できるようにしたこと。マイクロソフトのソフトウエアに依存した「IBMと互換性のある」コンピューターという業界が生まれた。
マイクロソフトは1986年に株式公開。翌年には、31歳のゲイツ氏は自力で財を成した最も若い億万長者となった。同社の着実な成長を見届けながら、時には出された提案を「今まで聞いたことがないほど愚か」とはねつけるなど、容赦ないビジネスマン、経営者として知られるようになった。業界を支配する存在となった同社は、反トラスト法の訴訟問題でも目立つ存在となったが、最終的には米検察当局と和解している。
調査会社ディレクションズ・オブ・マイクロソフトのリサーチディレクター、ロブ・ヘルム氏は、ゲイツ氏について「良かれ悪しかれ、ジョン・D・ロックフェラーのように歴史上の偉大なビジネスマンの1人として現役を引退することになる」と指摘。「必ずしも幅広く賞賛される人物とはならないだろうが、米国経済の一部分を代表することになった営みを作り出した人物だ」と述べた。
◆ゲイツ会長が去るマイクロソフト、未来はバルマーCEOの双肩に
【ロイター 2008年6月27日】
[シアトル 24日 ロイター] ソフトウエア産業で一時代を築いてきた米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長がまもなく退任し、経営トップの座から退く。米グーグルなどライバル企業との競合激化で困難な時期を迎えている今、マイクロソフトの未来はスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)の双肩に重くのしかかる。
マクアダムス・ライト・レーゲンのアナリスト、シド・パラク氏は「マイクロソフトはオンライン事業を整えるためだけでなく、他の分野での革新を起こすためにも、組織内での何か根本的な変化を考えなくてはならない」と指摘する。
バルマーCEOはインターネット分野での新たな競合を意識し、マイクロソフト史上で最も大胆な戦略の1つとなる米ヤフーに対する総額475億ドル(約5兆1300億円)での買収提案を行った。同提案は最終的に合意に至らず、インターネット事業でマイクロソフトに足りない部分が浮き彫りとなり、成長分野であるネット広告事業でグーグルにさらに水をあけられるリスクも明白になった。
同CEOが入社した1980年には従業員数30人だったマイクロソフトは、現在では約9万人を抱える。アナリストらは、同社の官僚主義が革新を阻害しており、ライバルに遅れを取らないためのスピード感も十分ではないと指摘している。
イーグル・ハーバー・アセット・マネジメントのディレクターは「マイクロソフトはそれほど革新的なものは何も考え出しておらず、何年にもわたって多くの企業を買収してきたが、内部からは何も出てきていない」と厳しい。マイクロソフトにとって状況が一層難しくなっているのは、新たなライバル企業たちが旧来のルールを変えてしまっていることだ。
マイクロソフトがソフトのライセンス料を収益の柱とし、数年ごとにユーザーに新バージョンへのアップグレードを求めてきた一方、ライバル企業はソフトをネット上のサービスとして提供し、月額使用料や広告収入などでもうけるビジネスモデルを採用している。
<この先の変化はあるのか>
ゲイツ氏はマイクロソフトの会長職を退任後、慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」に活動の場を移すが、今後もウェブサーチなど特別プロジェクトには週1日ぺースで参画することになる。
独立系調査会社ディレクションズ・オン・マイクロソフトのディレクター、ロブ・ヘルム氏は、ゲイツ会長の退任が同社の方向性に大きな変化をもたらすことはないと指摘。「ビル(ゲイツ会長)とスティーブ(バルマーCEO)は、特に投資家の観点からは総じて会社の戦略について意見が一致している」と述べた。
ゲイツ会長とバルマーCEOの2人は、マイクロソフトの最大の株主でもある。同社の株式をゲイツ氏が約9%、バルマー氏が約4.4%保有している。
バルマー氏がCEOに就任して以降、マイクロソフトはウィンドウズとオフィスの圧倒的な市場シェアを何とか守りつつ、サーバー事業を拡大し、Xboxで家庭用ゲーム機事業にも参入した。2001年度に250億ドルだった売上高は今期670億ドルになると予想されており、アナリストらの試算では、今期純利益は当時の約3倍となる210億ドルが見込まれている。一方、業績に反して株価はさえない。ゲイツ氏がCEOを退いた2000年以降、マイクロソフトの株価は52%下落。同時期のナスダック総合を42%、S&P総合500指数を11%アンダーパフォームしている。
◆B・ゲイツ氏はIT業界のヘンリー・フォード--評価と功績を考える
【CNET Japan 2008年6月27日】
Bill Gates氏はおそらく、テクノロジの世界に最も大きな影響を与えた人物であり、同氏がMicrosoftの常任会長職から退く米国時間6月27日は一時代の終わりを記す日となるだろう。
Gates氏は、PCユーザーに長きにわたり広く浸透している製品を有することで、Microsoftを世界最大級の企業に育て上げた。
しかし、Microsoftはまた、市場を独占している地位を利用した競争抑制的な商行為に対する非難にさらされ、米国の監督機関や欧州連合(EU)との対立がメディアの注目を集めてきた。
では、Bill Gates氏が自らの手でゼロから作り上げた大企業を去ろうとしているなか、同氏が残すものとは何であり、彼の時代はどう評されることになるのだろうか?
調査会社Directions on Microsoftの共同創業者であるRob Horwitz氏は、Gates氏を自動車製造業のパイオニアでありFord Motorの創設者であるHenry Ford氏と比較している。
Horwitz氏は、「Gates氏は、ほとんどの人が知らなかった難解なテクノロジを取り上げ、多くの人とって身近で手の届くものに仕立てるためには、どの様にして作り直し、拡張し、パッケージ化してマーケティングを行えばよいか見いだした」と述べ、「Henry Ford氏が自動車を発明したわけではないように、Gates氏もコンピュータを発明したわけではないものの、この2人に共通する才能は、製品を普及させる方法を見つけ出したということにある」と付け加えた。
Microsoftの専門家であり、ZDNet.comのブロガーであるMary-Jo Foley氏は、Gates氏がテクノロジと慈善事業の双方に功績を残したと述べている。
「Gates氏はテクノロジ分野において、パーソナルコンピューティングを一般的なものにするという目標を果たしたと言える。Microsoftは、消費者や企業ユーザーがほぼすべての机にPCを置けるようにした」(Mary-Jo Foley氏)
Foley氏は、「彼は、数多くのハードウェア企業やソフトウェア企業、サービスベンダーを巻き込んで、Microsoftのソフトウェアを取り巻くビジネス全体を作り上げることで、パートナーとのエコシステムを構築することにも尽力した」とも述べている。
しかし、Foley氏によると、Gates氏は、Microsoftが果敢な攻勢を通じて多数の企業を市場から駆逐するうえで中心的な役割を果たしたともいう。
「こういった企業の一部は、Microsoftが彼らのアイデアを盗んだと主張している。競合企業らは、巨人ゴリアテ(Microsoft)によって市場から締め出されて潰れたのだ」(Foley氏)
Gates氏がどう評されるかに関してFoley氏は、多くの人が、「パーソナルコンピューティング分野の波に乗れるような適切な場所に、適切なタイミングで居合わせた、攻撃的な競争者」として思い出すだろうと述べている。
その一方で同氏は、「市場を独占している地位を利用して多くの不正行為を行いながらも逃げおおせた、情け容赦ない競争者」として思い出す人もいるかもしれないとも述べている。
それでもFoley氏は次のようにまとめる。「とはいえ、両陣営とも、良いことをした“nerd”としてGates氏を記憶するだろう。--最終的には、自分が稼いだ大金を使って、基金活動で善行をした人物、として」
Gates氏時代にMicrosoftが独占的地位に到達するのに用いた手段は、一部の人が問題としているほど有害なものではなかったと述べるのは、Forresterのアナリスト、George F Colony氏だ。
Colony氏は自身のブログで、Gates氏の振る舞いを「建設的な独占主義者」と形容している。さまざまな標準を作ることで、技術ユーザーにメリットを作り出したためだ。
Directions on MicrosoftのHurwitz氏のように、Colony氏もGates氏を有名人のThomas Edisonにたとえる。Hurwitz氏は、EdisonもGates氏も、技術を生み出し、「競合他社よりも多くのユーザーに受け入れられるよう努力した」という。
「Gates氏は技術イノベーターではなく、ビジネスイノベーターだ。将来のビジョンがあり、自分の技術を市場で独占的地位にするための競争力を持っていた」とColony氏は付け加える。
さらに、Colony氏は、Microsoftが納得がいく形でGoogleと戦うことができなかった理由--そしてSteve Jobs氏が見事なまでに復活できた理由--の1つとして、Gates氏がここ数年、自分が創業したMicrosoftよりも慈善活動に力を入れていたためと分析する。
Colony氏は、Gates氏の最も重要な功績について、「独占的なビジネス慣行を通じて、Microsoftの製品を世界中に広め、法人と個人の両方でデファクトスダンダードを確立してしまった能力」と見ている。
一方、Ovumのシニアアナリスト、David Mitchell氏は、Gates氏の偉業は、最先端の「Vista世代」以前に開発された技術に集中していると言う。
Mitchell氏は「IT業界に、ユーザービリティにこだわる世代を創出し、誰もが使えるコンピューティング環境を作り出した」と述べ、次のように付け加えた。
「Gates氏はコンピュータ界の民主化を主導した人の1人。技術に通じた人だけのものだったコンピュータを一般のビジネスや家庭にまで広げた功績は大きい」
ユーロ2008は決勝を残すのみとなりましたが、もう3日後には7月、祇園祭の
季節となりました。いろいろと祇園祭にまつわる話題がニュースになってますが、
山鉾町ではコンチキチンのお囃子の音があちらこちらから聞こえてきてますね。

らくたび文庫別冊『京の夏、祗園祭!』~日本三大祭の総本山「祇園祭」を完全ガイド!
◆「コンチキチン」に祇園祭を実感 放下鉾の会所で練習始まる
【京都新聞 2008年6月28日】
祇園祭の放下鉾(京都市中京区新町通四条上ル)の会所で28日、「二階囃子(ばやし)」が始まった。「コンチキチン」の音色がかいわいに響き、今夏の祭りの始まりを実感させた。
二階囃子は、山鉾巡行の本番に向けた祇園囃子の練習。吉符入りの7月1日以降に始まるが、放下鉾は練習日を確保するため6月中にも2日間行う。
浴衣を着た囃子方のメンバー40人近くがそろい、約1年ぶりに鉦(かね)、太鼓、笛を鳴らした。初心者の小学生には先輩が寄り添い、手をとって鉦を教えていた。放下鉾祇園囃子保存会の松廣正博会長は「今日はまだ音がそろっていませんが、練習を重ねて本番は息の合った囃子をお聞かせします」と話した。
〔※写真:浴衣を着て真剣な表情で練習に励む囃子方(28日午後5時、京都市中京区・放下鉾の会所)〕
最後に、ITにまつわる小ネタを。
◆読めない、書けない――漢字をどうする?
【ITmedia:吉森ゆき 2008年6月28日】
▼おバカさんに頼るわたしたち
PCに慣れ親しんだ人は、「日本語入力システム」にすっかり依存した生活を送っている場合も多い。キーボードには毎日触れるのに、丸1日ペンを持たないし、字も書かないということだってザラにある。「まさか!」と思う人だって、自分が文字を書く頻度を振り返ってみて欲しい。学生の頃などと比べ、確実に減っているはずだ。
さて、ペンを持たなくなった日本人がどういう状況に陥っているかと言うと、極論すれば、漢字をことごとく忘れ始めている。日本語入力システムが変換してくれる漢字を書けなくなってしまうのは、仕方のないことか。誤変換コンテストといった類も開催されているようだが、それを見て「日本語入力システムって、おバカさんだなあ」なんて笑ってはいられない。そのおバカさんに頼っているのだから。
しかし、漢字を書けないのならまだマシである。もらったメールに読めない漢字があったら、あなたはどうするだろうか。漢字を飛ばして読む? 当てずっぽうに読んで自分をごまかす? あるいは漢和辞典で読みを調べる? いえいえ、そんなことはしないでも大丈夫。漢字をたくさん知っている日本語入力システムに聞けば良いのだ。
この読みを調べる機能、実は「再変換」といって、しばらく前の日本語入力システムから実装されてきた。でも、そんなの知らないという人が相当数いる。なので、ここで改めて紹介する。例えば、この時期に鮮やかな黄色の花を咲かせる「女郎花」。読み方は分かりますか?
▼読めない漢字をどうする?
メールに「我が家の庭の女郎花が満開です」と書かれていたとしよう。「え? 女郎花ってどう読むの?」と思ったあなた。メール内の「女郎花」をメモ帳に貼り付け、文字を選択した状態にして[変換]キーを押してみよう。すると日本語入力システムは、「女郎花」の読み方を表示してくれる。なお、日本語入力システムにジャストシステムのATOKを利用している場合は、[Shift]+[変換]キーの操作になるので注意。
[メモ帳などにペーストした読めない文字をポイントし、変換してみよう]
読めないと困るのは、届いたメールだけではない。手書きの文章をPCに入力する作業で困るのが、読めない漢字を書くということだ。ふつう、日本語入力システムは、読みを入力して漢字に変換する。だから、漢字が読めないことには、変換することができない。では、どうするか。
Windowsのシステムツールの一つに、「文字コード表」というものがある。ここには、Windowsで扱えるすべての文字が表示されるので、ここから読めない漢字を探し出しても良い。だが、コンピュータで扱える漢字は、第1水準から第4水準まで、なんと合計10,040字もある。読めない漢字をここから探し出すのは、とても骨の折れる作業だ。
そんなときの強い味方になるのが、日本語入力システムである。Windows標準のMicrosoft IMEには、手書き入力をサポートする「IMEパッド」が用意されている。ここにマウスを使って文字の形を入力していけば、中央に候補の漢字が表示される。手書き入力は、改良に改良が重ねられ、相当な精度を誇っている。だから、多少汚い字でも筆順が違っても、問題なく認識してくれる。
[IMEパッドの精度はとても高い]
今回は、ムダ知識ではなく、覚えておいて損はない、役に立つネタだと思う。特に初心者は、こうした機能をほとんど知らないと思われる。ぜひ教えてあげよう。



























comments